音のない世界を学ぶ
本日午後、デフリンピック卓球競技金メダリストの南方萌さんと2年生との交流会がオンラインで行われました。
デフリンピックとは、耳の聞こえない聴覚障がいをもつアスリートのために開催される世界的大会のことです。南方さんは2013年大会の卓球競技で金メダリストの栄誉に輝かれました。現在は二児の母としてもご活躍されている南さんですが、生まれ持った障がいから苦しい時期を過ごしてこられました。
2年生では、今回の交流会に向けて様々な質問を準備してきました。さらには、南方さんに思いをしっかり伝えようと1か月間、手話の練習も行ってきました。生徒たちは、その成果を十分発揮し、思いのこもった手話で、会の進行や質問を行うことが出来ました。手話を練習してきた生徒に話を聞くと、「手話を必要とする方の大変さを実感し、自分自身にとってもすごく勉強になりました」と、実体験から聴覚障がいへの理解を深めていました。
今回の交流を通して、音のない生活の苦悩や障がいを抱えながら卓球へ取り組む思いなど、貴重なお話をたくさん聴くことが出来ました。さらに南方さんは、聴覚障がいをもつ人への理解が世の中にもっと広がっていって欲しいとも語ってくださいました。
交流後、生徒たちからは「今後は学ぶ立場、発信する立場として、出来ることを考えていきたい」と南方さんの思いをしっかり汲みとった気づきを聞くことが出来ました。
今回広がった視野を、どんどん行動に繋げ、よりよい社会の実現に向けていって欲しいなと思います。
南方さん、本日は本当にありがとうございました。
※本日の南方さんとの交流会の様子は、チャンネルで2/22(水)夕方ごろ放送されます。また明日の福井新聞でも紹介される予定となっています。是非ご覧下さい。