地域医療を支える皆さんと
本日、ふと耳をすませると、蝉の鳴き声が聞こえてきました。
例年よりもかなり早い夏の風物詩の登場に驚きを感じます。
【全中出場者お祝いの垂れ幕】
全中出場者の垂れ幕が設置されました。みんなで活躍を応援していきましょう!
さて、昨日紹介した1年生の命の学習に続き、同じ時間に実施された3年生「小浜病院との交流会」を今日は紹介します。本日の福井新聞にも、早速、記事が掲載されていましたね。
小浜病院内でご勤務されている看護師や助産師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士、言語聴覚士、管理栄養士の合計10分野の職業の方々が講師を務め、それぞれの職業の専門的知識、魅力や苦労、工夫などを生徒に語ってくださいました。
どの会場でも、プレゼンの仕方を工夫したり、問いかけを工夫したりして丁寧に分かりやすくお話くださいました。
また、今の仕事についての話だけではなく、「なぜその職業を選択したのか」「夢を実現させるために、今、何を頑張ればいいのか」といった、生き方そのものに関わるメッセージも伝えてくださいました。
レントゲンやCTを担当する診療放射線技師の方は、「医療に携わりたいと思っていたが、自分はあまりリーダーをやるよりもリーダーを支える方タイプだと感じていた。そんな中で診療放射線技師という仕事に出会った。症状の原因を早期発見することで治療を早く開始し、命を守ることができる。医療を支える仕事にとてもやりがいを感じている。」と、ご自分の体験談を語ってくださいました。
その上で「目標意識は人生の早い段階でもつことは大切である。勉強や部活を頑張るだけでなく人間力を磨き、一日一日を大切にして欲しい。」と激励の言葉を述べられました。
”自分自身を知り、自分に合った仕事を見つける。”
進路選択を前にした3年生は、自分はどんな性格か、どんなことに興味や適性を持っているのか、世の中にはどのような仕事があり、その魅力ややりがいは何なのか、しっかり考え、学んでいきたいものですね。
生徒の感想をいくつか紹介します。
「診療放射線技師さんのお話を聞いて、普段レントゲンやCTを撮ったことはあったけど、大変さをあまり意識したことが無かったことに気づきました。今回お話を伺って、とても気をつかっていることが分かって、もっと感謝の気持ちを持とうと思いました。貴重なお話を聞けて良かったです。」
「3つの会場で話を聞きましたが、どの方も患者さんとのつながりを大切にしていることに気がつきました。僕も将来、人の役に立てるような仕事をしたいです。」
「お医者さんだけではなく、たくさんの人々が病院を支えていることが分かりびっくりしました。チームで、小浜市の健康を支えてくださっているんだなと思いました。」
小浜の医療を支える皆さん、貴重な経験をありがとうございました。
進路選択を控えた3年生として、将来小浜を支えていく二中生として、地域医療を支える皆さんと学習したことを、自分の進路決定の一つのきっかけとしてほしいです。