ふるさと小浜の食文化に触れる
最低気温も2桁になり、暖かい日が続きます。
日中は20度を超え、移行期間に衣替えをした生徒たちの白い制服が初夏の訪れを感じさせてくれます。
さて、10日から「箸の講座」と「魚さばき体験」がはじまりました。
5月から6月にかけて2年生の全生徒がクラスごとに体験します。
場所は小浜市の食文化館。市の事業と連携して家庭科授業の一環として毎年実施されているものです。
「箸の講座」の様子。
〈説明を聞く様子。スライドを使用しわかりやすく説明してくださいました〉
〈「美しい箸使い」を実演。お家でも学校でもぜひ続けて欲しいですね〉
「魚さばき体験」では一人一匹、20cmほどのレンコダイをさばいた後、煮付けにしました。
まずは、どのようにさばいていくのか、レクチャーを受けます。
〈うろこの取り方を聞いています。はじめて知った生徒も多いでしょう〉
説明を受けた後、いざ実践です!
普段、調理された魚はよく口にしますが、そのままの状態からさばく機会はあまりありません。
生徒たちも、おそるおそる魚を調理します。
〈専用の道具でうろことり。飛び散るうろこに悪戦苦闘しています〉
〈はさみで内臓をとり処理を施していきます。おっかなびっくりしながらも、終始楽しそうな様子でした〉
「いつもより美味しい!」「残さず食べたい」と声をあげていました。
一から自分の手でさばいた魚でつくった煮付けは格別の味がしたそうです。
命をいただき、そして調理工程には愛情が沢山つまっていることに気づけました。
〈煮付け完成のピース!マスクの下はもちろんスマイル〉
「御食国」小浜に生まれ育った生徒たち。
小浜の魅力である美しい箸や、美味しい魚に触れ、ふるさと小浜独自の食文化を肌で感じました。
この体験を通してふるさとの良さに気づき、そしてこの良き伝統を継承していって欲しいと願います。