「ほっこりする」
「ほっこりする」というと、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?
最近は「気持ちが和らぐ」や「あたたかい気持ちになる」という意味で使われることが多いようですが、この辺りの方言では、「非常に疲れた」という意味で多く使われてきたように思います。正反対の使い方に少し驚いてしまうのですが、言葉もどんどんその意味や使い方が変わっていく「生き物」なのかなあと思います。
その「ほっこり」(プラスの方の)エピソードです。
先日授業へ行こうと廊下を歩いていたときのこと。ある女子生徒が、廊下で前を歩いている女子に、声を掛けているのを見かけました。
「右の(制服の)襟、折れ曲がってるよ」
その声かけに対する返答や二人の様子から、親しい友達同士でもなく、クラスメイトでもなく、「たまたま居合わせた」という関係に見えました。そんなちょっとした何気ない心遣いにとても「ほっこり」しました。ステキな二中生です。
さて、本日5時間目、アリーナでは2年生の学年集会が開かれていました。今日から「立志式」に向けた合唱練習がスタートするので行われた実行委員会主催の学年集会でした。実行委員からは「今年はコロナ禍のため、揃って合唱することはできませんが、だからこそ合唱をする意味があります。離れていても、心を一つにして、3年生になる決意を込めて、思い出に残る合唱に仕上げましょう」という力強いメッセージが伝えられました。
例年、立志式で2年生が披露する合唱「次の空へ」はとてもステキな曲です。今年で3回目の立志式、どんなやり方で、どんな歌声が響き渡るのか、どんな思いが込められるのか、みんなで楽しみにしています。