雪の日の価値ある時間
昨日から雪が降っていますね。
体の芯まで冷えそうな気温の中、生徒たちは今日も元気いっぱいに登校しています。
そして、オアシス委員の生徒や保護者の方が笑顔で挨拶運動をしていました。
ここで心温まるエピソードを一つ。
雪かきをする教員の姿を見た生徒2名が、自らスコップやスノーダンプを使って黙々と雪かきをはじめた生徒たち。
先生から「手伝って」と言われたわけでなく、「私も手伝いますよ!」とアピールの声をあげたわけでもなく、玄関に雪が積もっている状況や誰かが雪かきしている姿に「気付き」、自分も手伝おうと「行動」に移す。
ごく自然に手伝ってくれた生徒の姿に、愛される二中生の素晴らしさが感じられますね。
さて、午後には2年生を対象に、杉田玄白記念公立小浜病院の方に来校頂き、医療に関わる様々な仕事の内容とその魅力をポスターセッション形式で存分に味わいました。
医療現場における看護師や薬剤師をはじめ臨床検査技師、理学療法士など9つの仕事の中から、自分の興味のある5つの仕事を選んで、そのブースを回っていきました。
普段、怪我や病気の治療のために病院を訪れることが多い生徒にとって、今日の学習は、医師以外で病院を支えている様々な人たちが、どんな風に働いているのかを知る貴重な機会になりました。
各ブースでは、医療従事されている方からパワーポイントを使用してその仕事の魅力をわかりやすく説明いただいた上で、実際に使用している道具を生徒に触れさせたり動画を流したりと様々なプレゼンの工夫をして頂きました。どのブースに参加した生徒たちも真剣に話を聞き、一生懸命メモをとる姿が見られました。
また、生徒たちは「理学療法士と作業療法士は同じ骨折した患者さんのリハビリを行うけれど何が違うのですか」「なぜ理学療法士を目指したのですか」「どんな怪我をした患者さんが多いのですか」と多くの質問をしていました。
どの仕事に携わる方にも共通することは「人の役に立ちたい」「命を守りたい」という尊い想いです。きっと生徒たちは「人の命を尊び、人を笑顔にできる大人になりたい」と心を揺さぶられたことでしょう。
コロナ渦の医療現場を支え、常に最前線で戦っている方々から、価値ある時間、素敵な学びの場を与えて頂いたことに感謝の気持ちを伝えたいですね。