駅伝物語
駅伝練習への参加条件は「学校のために」という思いがあること。そこに集まった30人。
暑かった夏休み。それでも、互いに声を掛け合い練習しました。みんなやり切りました。
9月3日(火)に行われた、BKTコンテスト。
その素晴らしい校歌を、今度はこの30人のために歌ってほしい。
その呼びかけに、全校生徒が立って、体育館に響きわたる声で校歌を熱唱しました。
代表の30人のために、全校のみんなが歌いました。
翌日 9月4日(水)若狭地区駅伝大会予選会当日
競技場に着き、グラウンドの中央にみんなで進み、円陣を組んで気合を入れました。
そうしたところ、全校のみんなに歌ってもらった校歌を、今度は自分たちがこの場で歌おう、ということになり、メンバー全員で熱唱。
大会には、男女ともAチーム、Bチームの2チーム出場。全員走にも参加しました。
そんな30人の頑張りが、全校みんなの応援が、結果につながりました。男女ともに準優勝。
辛いと分かっているのに、あえてその道を選び、進んでいける。
この30人は、走るのが速い人たちではありません。
「仲間のため」「学校のため」に動く、心の熱い人たちです。
この30人は最高です。 二中の宝です。
○大会直後の振り返りより
・「練習に参加して良かったですか。」という問いに、全員が、良かったと答えました。
【練習】
・このメンバー、先生たちと走るのはとても楽しかった。
・走ることが好きになった。
・辛いときこそ、自分の力を出したり、仲間の力を合わせたりして取り組めた。
・一人だけでは頑張れなかったと思う。一緒に練習してきた仲間、応援してくれた人に感謝し
たい。
・家族、駅伝メンバーに励まされて、ここまで来ることができた。
・今まで支えてくださった方の「思い」もつながっていたと思う。
・いろいろな人から応援されているなと感じた。
・(BKTの後の)みんなが歌ってくれた校歌で、勇気がもらえた。
【選手発表】
・Aチームのメンバーに自分の名前が呼ばれなかった瞬間が、とても悔しかった。
・前で走れない人の思いが分かった。私の心を強くしてくれた。
【大会中】
・応援されて走るのが、とても心地よかった。
・今までに走ったときには見たことのない風景が見えた。
・どんなに辛い時があっても、仲間のためにと思って、がんばることができた。
・走っている人のために、みんなが急いで走っていて感動的だった。
・30人みんなで県大会に行きたいと思ってがんばって走った。
・一人抜かして2位になってゴールしたときは、本当に嬉しかったし、ジーンときて泣きそう
になった。
【大会後】
・みんなでがんばることは大切だ。
・心からがんばりたい、速くなりたいという気持
ちが出てきた。
・仲間のために走ることの楽しさや嬉しさを知っ
た。
・みんなで何かを達成するという喜びや嬉しさを知った。
・目標をもって何かをすると、必ず力がつく。
・人に助けられて、全てが成り立っている。
・友達のがんばりで、自分もがんばれる。
・やる気のある人、みんなと頑張りたいという人、そういう人が集まってきてくれたから県大
会に行くことができた。
・練習が続けられることが、とても嬉しい。
・辛いことを乗り越えると、楽しいことが待っていて、それには沢山の人が関わっている。
・来年も、この練習に参加して二中のために走りたい。
・これからも、この駅伝チームが「王者復活」に向けてがんばってほしい。(3年生の感
想)